~悠の徒然ブログ~

日々生活していて思ったこと、読書記録、勉強のことなどについて適当に語っていきます。コメントいただけると喜びます。

外山滋比古 「思考の整理学」&理系文系について持論

思考を整理する

思考の整理学という名前だが内容はアイデアの発酵のさせ方

新たに得た情報の整理法、自分の考えのまとめ方など様々であった。

 

”東大 京大でもっとも読まれた本”というキャッチコピーだったが

大学生だけではなく知的事業に携わるすべての人に役立つ内容

であると思う。

 

特に私が興味を持ったセレンディピティについて今回は

書き記していこうと思う。

 

セレンディピティとは”目的としていなかったものが副次的に得られる

研究成果”のことであると著者は述べている。

 

これだけだと少し分かりにくい人もいるだろうか。

 

誰しも日常生活で探し物をすることがあると思う。

そのときに今までずっと見つからなかったものがひょっこりと

でてきてしまったという経験があるのだはないだろうか。

 

簡単に言ってしまえばそれの学問verである。

別の分野の研究をしているときにそれと別の研究で成果がでてしまう

という面白い現象だ。

 

ある分野に凝り固まってずっとそれだけを見つめているだけでは

成果は出ないというのだ。やはりある程度思考したら”寝かせる”こと

が重要であるという。

 

著者が出している別の例も面白い。

教室で先生が雑談することがあるが生徒にとってはその雑談のほうを

面白く感じることのほうが多いだろう。それは本来教えられているこ

との周辺にある内容だろう。しかしそれが忘れられないのは教育にお

ける一種のセレンディピティでその一方、教師も自分が雑談すること

で今まで思いもしなかった問題が思いつくことがある、これもセレン

ディピティであると。

 

これは日本の入試制度に関しても多少関わりのある問題ではないか。

理系は理系科目偏重、文系は文系科目偏重。

私立大学に関しては文系で数学を必要としないところも少なくない。

 

文系で理系科目が何の役に立つのだという意見もあるかもしれないが

本当に必要ないのだろうか?

 

経済学。これは知ってる人も多いと思うがミクロ経済学では

数学無しではなにもできないだろう。

 

言語学はどうだろう。一見理系とは関係が無さそうだが

理系の技術に頼って研究をすすめることもあるという。その時、理系

に関しての知識がまるでない状態で共同研究ができるだろうか?

 

さらに歴史。歴史には科学史というものがある。

どういった理論が生み出されて何に役立てられたのか。

その理論を全く知らないで科学史を理解したことにしてよいのか?

 

やはり理系と文系はくっきり二分されているわけではないと思う。

すべて繋がっている。広い視野が必要なのだ。

 

後半は完全に持論の展開になってしまったが、

そういったことも考えさせてくれるとてもためになる本が

「思考の整理学」であった。

 

”考える事の楽しさを漫喫させてくれる本”と紹介されている。

是非満喫してみてはいかがだろう。

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

 


abireharu.hatenablog.com

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