~悠の徒然ブログ~

日々生活していて思ったこと、読書記録、勉強のことなどについて適当に語っていきます。コメントいただけると喜びます。

茂木健一郎 「ありったけの春」

今回は先月に出版された茂木先生の著書について。

茂木先生と言えば脳科学関係が思い浮かぶが、今回の著書はエッセイだ。

主に彼の小学生時代から大学院生時代の日々の些細な出来事について

書かれている。

 

この本を読んでいる最中、

私自身の過去の何気無い日々や忘れていた感情が思い出された。

 

小さい頃に学級の友達と放課後にサッカーをしたり蝶取りをしたりと

いった話を読んだ時は懐古的な気分になった。

 

私自身、出身はど田舎で

小学生の時は日が暮れるまで友達と遊ぶ日々で

夏休みなどは昆虫採集に出かけたり、川に泳ぎにいったり、海に釣り

をしに出かけたりと自然に触れ続けてきた。

 

あの時に感じたワクワク感や新鮮な気持ちはやはり時間と共に

忘れてしまう。それをこの本は思い出させてくれた。

 

この本の話の中で一番共感した話は

「走ることは、本当に好きなこと」という話だ。

走ることについての茂木先生の言葉を引用しよう。

特に何か目的があって走るわけではない。

ただ、ときおり、ぱっと走りに出ないと、どうにも心や体

の調子が良いように思えないのである。走っているときに

は、自分という存在の「純度」が上がるように感じる。

私も走るのは大好きだがこの主張には全くの同感だ。

目的もなく走るのがいい。走ることで雑念は取り払われる。

走ることそれ自体が楽しいのだ。

 

また茂木先生はみんなが走るようなところは走らず

公園の裏道や住宅地の裏道を好んで走るという。

私も同じでランニングコースのような所は絶対に走らない。

なぜだか分からないが普段人が生活している風景を見ながら走りたい

と思う。

 

この話の最後で茂木先生はこう結んでいる。

全身の細胞が好きだ、というようなことをいくつか持っているときっと、人生は豊かになる。

私自身好きなことが無いと嘆いて生きてきたが

走ることが好きであることに他者によって気付かされた。

 

本当に大事にしようと思えることの多さに気付かされる良書で

あった。これは是非家でゆったりと読んで欲しい一冊だ。

ありったけの春

ありったけの春